NexGuide解析(1)

NexGuideとは


Celestronが販売する、スタンドアロン型のオートガイダーです。
現行NexGuideの他に同名の旧版が存在し、イメージセンサーが異なります。
現行品のイメージセンサーは APTINA MT9V034C12STM になっています。また、USBポートが付いています。
ここでは現行品を扱います。

Celestron NexGuide Autoguider
Specifications:

    IMAGE SENSOR

        Type: APTINA MT9V034C12STM CMOS Sensor
        Chip size: 4.51mm(X) *2.88mm(Y)
        Number of effective pixels: 752(X) *480(Y)
        Unit cell size: 6.0µm(X) * 6.0µm(Y)
また、NexGuideのOEM供給元であるSYNTA社のSynGuiderIIも同等品である事が分かっています。

外観など


操作側
オレンジのバックライト液晶が付いています。
液晶はお世辞にも見やすいとは言えません。正面から見る分には問題ありませんが、少し斜めから見ると液晶特有の見えにくさがあります。
ガイド星の補足や調整は液晶画面を見ながらでないとできないのですが、ガイド鏡の向く方向によっては液晶を覗き込む姿勢がきつくて苦労します(特に天頂)

センサー側
控えめな放熱フィンが見えますが役立っているようには思いません。
M42-31.7mmアダプターを付けた状態ですが、アダプタを外すと本体にM42メスネジが切ってありますのでネジさえ合えば鏡筒に直接付けることも可能です。

端子側
左から、ハンドコントローラポート、オートガイドポート、USB-Bコネクタ、DCジャック。
ハンドコントローラポートはRJ45コネクタ8極8芯仕様です。本体からの電源とコントローラボタンの信号線が入っています。
オートガイドポートはRJ11コネクタの6極6芯で、いわゆるST-4互換です。
USBコネクタはPCに繋げてファームウェアの書き換えなどを想定しているようですが、現状ではPCに繋いでも何も起こりません。
ハードウェアIDは、VID 04D8, PID F7A8です。
NexGuideへの電源はDCジャックへDC4.5V~14Vを供給すればよいようです。USBポートから給電(5V)しても動作可能です。個人的にはモバイルバッテリーで運用しています。


オリジナル 基板頒布

オープンソースの架台制御ソフト、OnStepのハードウェア実装基板などの話題です。


頒布状況 2024/3/24
○ OnStep基板 Rev2.1
× OnStep基板 Rev3.0
× GBC-SHC 基板 Rev1.0
頒布ご希望の方はこちら、基板頒布のお知らせ をご覧ください。

このブログを検索

Blog Archive

QooQ